1998-09-25 第143回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
安保理改革の話は、御存じのとおり、昨年、ラザリ総会議長の提案が出てから初めて現実のものとして議論されるようになってきて、機運が盛り上がってきた中で、最近の状況を見ていると極めて難しい状況になっていまして、それこそことし末ぐらいまでが恐らく山じゃないかというふうに思われます。
安保理改革の話は、御存じのとおり、昨年、ラザリ総会議長の提案が出てから初めて現実のものとして議論されるようになってきて、機運が盛り上がってきた中で、最近の状況を見ていると極めて難しい状況になっていまして、それこそことし末ぐらいまでが恐らく山じゃないかというふうに思われます。
三月に当時のラザリ総会議長が包括的な改革案を提示したことなどにより改革の機運は非常に高まって、我が国としても早期改革の大枠につい、て加盟国間の合意を得るべく努力もいたしてまいりましたし、そのムードは非常に高まってきたと認識をいたしておりました。
本年は、三月に当時のラザリ総会議長が包括的な改革案を提示したことなどにより、改革の機運は高まり、我が国としても、本年末まで改革の大枠につき加盟国間の合意を得るべく鋭意努力をしてきておるところでございます。現在、改革の具体案のあり方につきましては十分な意見の収れんを見ることができず、本年中に改革の大枠を定めることは困難な見通しとなっております。
そういった中で、安保理常任理事国の動き、それから我が国も含めた安保理で役割を果たしたいと考えている国の動きに加えまして、新たにことしから事務総長になりましたアナン氏も積極的なイニシアチブを示しておりますし、それからラザリ総会議長もいろいろな提案をしている、こういうことでございまして、今そのための作業部会がございますが、それが一たん中断したのがまた動き出すというような段階に来ております。